アロマのこと③「アロマセラピストは魔術師??」
今回は、「アロマセラピストは魔術師??」と題しまして、
古代から伝わる伝承医療の考え方や、その知識を持って活用してきた人達のお話を少し
紹介したいと思います。
ここからは、
「スピリチュアルアロマテラピー辞典~中医と占星学から読み解く精油のメッセージ~」
監修 柏原茜 登石麻恭子 河出書房新社 12~13ページを一部抜粋させていただきます。
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古代から伝わる伝承医療の多くは、人体をミクロコスモス(小宇宙)、
空に浮かぶあまたの星々を含めた自然界をマクロコスモス(大宇宙)と捉え、
双方は同じ宇宙の法則によって照応しあっていると考えています。
占星学が誕生した紀元前3000年頃の古代メソポタミア、エジプトでは、
チグリス・ユーフラテス川や、ナイル川の氾濫による農作物への水害に
悩まされていたことから、川の増水時季を知るために
星の動きを観察するようになりました。
その結果、天文知識が蓄積されていき、太陰太陽暦や60進法、そして占星術などの
暦の文化が誕生したのです。
特に占星学は、星の動きとそれに呼応した地上の動きをデータとして蓄積し、
発達していきました。
そしてその中で、天上の星々のエネルギーは地上の植物に宿っていると
捉えるようになったのです。
やがて、こうした星と植物とのつながりを見出し、
植物に宿った”星(宇宙)のエネルギー”を活用する人を
「magician(魔術師)」と呼ぶようになりました。
魔術を指す「magic」は、その語源を辿ると、「媒体」「媒介」の意味をもつ
「medium」につながります。
つまり、魔術師とは、”天と地の仲介役となって、星と植物をつなぐ
不思議な力を人々に伝える者”だったのです。
それだけ、星と植物の知識に長けた人は、魔法を操る能力があるかのような
特別な存在とみなされていました。
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ここに出てくる魔術師って、今で言うとアロマセラピストのような感じでしょうか。
今のように、科学が存在しない時代だったからこそ、生まれた手法だと思いますが、
科学が存在し最新の医療技術の進んでいるこの時代でも、
ホリスティック(全体的)な見方というか、その人の全ての状態を見ながらケアしていく
事ってとても大切で、その中でアロマセラピストの役割ってどんな事かなぁと
改めて考えている今日この頃です。(*^_^*)