繊細さんにオススメ本(*^_^*)

子育てハッピーアドバイス

「マンガでわかる HSCの子育てハッピーアドバイス

 HSC=ひといちばい敏感な子

 明橋 大二著   一万年堂出版」

最近は「繊細さん」という言葉も目にするようになりましたが

私が最初に子どもの繊細さについて悩んでいた時

その繊細さについて具体的に言葉として

説明して下さり、少し離れた視点を持てるように

なれたきっかけを作ってくださったのが

この本の著書の明橋先生の講演会でした。

その時に初めて「HSC(Highly Sensitiv Child ハイリー・センシティヴ・チャイルド)

ひといちばい敏感な子」がある一定の割合で存在すること、

この繊細さが育て方によって作られる訳ではなく、生まれ持った性格であることを

知りました。

それまで、この子の繊細さ←(当時は繊細さというより、気にしすぎな性格

という捉え方をしていました)は私自身の子どもへの接し方に原因があったのかな?とか

うちの子どもだけこんな風になっちゃってるのかな?とか自分の子育てのせい

なんじゃないかと不安でいっぱいでした。

間違えているのであれば、アドバイスが欲しいと

頑張って子育てサロン的なところ(←私自身が集団が苦手です笑)に行ったり

専門の人に相談したりしましたが、

当時は育児相談などに行っても、

そのあたりの悩みが解消されるようなアドバイスにも

なかなか出会えず、周りのママさんと子育ての悩みを

話しても、自分の抱えている悩みの先の悩みというか

集団生活の中に入れていて、その中での悩みだったりするので、

集団生活になかなか入れないという悩みはすでにクリアされて

いるので、共有できる悩みではないんだなと

なかなかこちらから話す事も諦めたり

ただただ、1人でどうしていいのか分からず

「このままでこの子大丈夫なのだろうか?」

「集団生活無理そうだけど、できるようにしないといけないのかな?」

「もうちょっと厳しくしないといけないのかな?」とか

分からないまま自信もない子育てを続けていたので

講演会でそのあたりの話が具体的に出てきて

それが、うちの子だけの話ではなくて

同じようにそういう思いをしている子ども達がいる事を知って

正直、ホッとなった自分がいたのを記憶しています。

そのあたりのお話を書いている過去ブログも

良かったらご覧下さい⇒⇒こちらから 子育てから自分と向き合う⑨

                  「HSC」を知ってもらうことから

知った事で、すぐに何か状況が良くなるとか

そういう事は起りませんが、

自分自身の捉え方が変わる事で、

一瞬で目の前の世界が変わって見えるという事は

よくあります。

私自身は、繊細な事をそれまで克服させないといけないもの

なんじゃないか、つまり、「気にしすぎ」と

その子自身が感じていることを否定や無かった事にしようと

無意識にしていた事に気付かされて、

「繊細さはこの子の才能だったんだ」と思えるように

なりました。もうそれだけで、

自分の中にあった苦しさみたいなものがスッと消えました。

それは同時に自分自身の繊細さを認めてあげられたという

効果もあったのかなって思います。

よくよく考えると、私自身も子どもの頃から

「気にしすぎ」「考えすぎ」と言われ続けて

その繊細さを克服しなければ生きていけないと

思って頑張って何も感じないくらいに

身体を疲れさせるまで動くというオリジナルの

克服法を編み出したりもしていました笑

身体を疲れさせれば、疲労感で感覚が鈍感になって

いくような気がしたからです笑

それを、自分の子どもを通して

気付かせてもらったのかなって思ったら、

ものすごく長い時間、自分との向き合い方を間違えていたんだなと

ちょっと笑えました。

ちょっと話がそれていきそうなので、

そろそろ戻しますが、

今日は、このブログで何が書きたかったかというと

この本、繊細さんの子育てハッピーアドバイスなんですが、

繊細さんのお子さんを持つ親御さんはもちろんですが、

繊細さん自身に読んで欲しいなという本でもあるって話です。

先ほどの私のように、繊細さんって

最初からその繊細さを自分の良さとして捉えている事って

なかなか無いのではないかな?って思うのです。

特に集団生活が始まると、周りも自分と同じように

感じているだろうと思っていたことが、実はそうじゃなかった、

自分だけがいろんな事に気付きすぎる性格みたいだ

みたいな発見があったりして、自分はおかしいのかな?とか

感じ取らないようにした方が良さそうだなとか、

いろいろとその繊細さに対して克服しなければいけないって

思ってしまう子もいるかもしれません。

その子の繊細さ自体は良いとか悪いとかないし、

むしろそれがその子の素晴らしい才能でもあるのですが、

その部分に対して、本人が自身で認められなかったり

否定してしまうところにその子の辛さや苦しさが生まれて

しまうのかなと、私自身も当時の自分を振り返ると

そんな風に感じています。

その繊細さを周りの人達に知ってもらうこと理解してもらう事も

とっても大事なのですが、本人が自分自身の事を理解しておく事も

同じくらい大事で、「あ、私は私で大丈夫なんだ!!」があるのと

無いのでは、相当違いますよね。

そういう意味で、この本を読んで、もしかしたらこれまで

自分の中の「どうして自分はこんな風に感じてしまうのかな?」

「どうして、こんな事気にするんだろう?」「こんな風に感じては

いけないのかな?」等のひっかかりがスッと溶ける人も

いるのではと思います。私自身も本当にこの本に助けられました(*^_^*)

是非是非、学級文庫にも置いて欲しいくらいな本です。

繊細さんだけじゃなく、日々に生きづらさを感じる人みんなに

読んで欲しいですね。

当たり前に日々いろんな事を感じ取れる才能は

敏感に感じすぎる事でエネルギーを消耗する事も多々ありますが、

その感じる力を自分の心地よい方へシフト出来ると

自分の見ている世界がとっても魅力的な世界に見えるようにも

なります。そんな才能をまず自分自身が認めてあげる事から

始めるのにとってもオススメな本だと思いご紹介させて

いただきました。(*^_^*)

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