子育てから自分と向き合う②
~授乳期の私~
子育てから自分と向き合うシリーズ第2弾としまして(^^ゞ
今日は授乳期の私を振り返ってみようと思います。
第1弾はこちらをご覧ください。
出産後すぐに、子育てがスタートするわけですが、
私にとってこの授乳という作業は、
いきなりのつまづきとも言えるものとなりました・・・・。
というのも、今まで過ごしてきた中で
ママが赤ちゃんにおっぱいをあげる姿というのは、子どもの頃から
いろんな場面で目にしてきていました。
私も将来、赤ちゃんが産まれたら、あんな風におっぱいをあげるんだな~~
なんて、子どもながらに思ったりしていたものです。
実際、子どもが出来て妊娠中もすぐにおっぱいがあげられるように
おっぱいマッサージもして出産間近の頃は母乳も少し出るように
なっていたので、産まれてくる子に授乳するイメージのようなものも
私の中ではすでに出来上がっていたかも知れません。いや、出来上がっていました。
さらに、私の楽観的思考が授乳に対しての何の不安も持たせなかったのもあり(笑)
ますます、私の頭の中ではよくある授乳のイメージ(赤ちゃんを抱っこして
おっぱいをくわえる赤ちゃんを微笑みながら見守る母親像みたいなものです)
が定着しておりました。私もそんな風にあげるんだと。
そんな勝手な思い込みで頭の中がカッチリとなっていた私が
実際、わが子に授乳する時がやってきました。
いきなり赤ちゃんを看護師さんに渡されて、
わが子ながらどうして良いのか分からず、とりあえず
自分のおっぱいをくわえさせてみました。
・・・・・・・・(・_・;)
これでいいのだろうか・・・・・!?
一生懸命吸ってくれているわが子
でも、これ、おっぱい出てるのかしら・・・・・・。
良く分からないなぁ・・・・・(ーー;)
様子を見に来て下さる看護師さんに、幾度と授乳の仕方を聞いてみる。
私の胸を見て看護師さんが一言。
「乳首が短いから、飲みにくいかなぁ・・・・」と
赤ちゃんを脇に抱えるような飲ませ方を教えてくれました。
エッ!?(・_・;)
私のおっぱいって、飲みにくい感じなんですか・・・!?
そのせいで、子どもはなかなか吸いつけないという事ですか・・・・!?
普通の姿勢では飲ませられないんですか・・・・!?
いきなり、今まで思い描いていた授乳のイメージが叩き壊されました・・・・。
カッチカチに固めていたイメージだったので、叩き壊されてもなかなかそれを受け止める
事ができません・・・・。
そんな中、看護師さんから
「母乳育児にしますか?ミルクにしますか?」という質問をうけました。
なぜ、それを聞かれたのかは、きっと、入院中の授乳室の使いかたや
ミルクの入れ方などを教えて下さるためだったのだと思いますが、
その時の私には、
「これから、母乳で育てるの??ミルクで育てるの??どっち??」と
聞かれているようで、すごく究極な質問に答えるような気持ちになっていた事を
今振り返りながら思いだしました。
やはり、出産したばかりで、授乳もうまく出来ず、少しパニックになっていたの
かもしれませんね(^^ゞ
私自身は、絶対母乳で育てる!!とかミルクで育てる!!とかは無くて、
母乳があげられる状態なのであれば母乳育児も体験してみたいなという感じでした。
しかし、その何気ない看護師さんの質問が、究極の選択のような質問に受け止めてしまい
すごく勇気を振り絞って
「母乳で育てたいです!!」となぜか答えてしまったのを覚えています(ーー;)
これは、無意識の私の思いだったのでしょうか、よく分かりませんが、
そう答えてしまったばかりに、
入院中は、なんだか、ミルクをあげてはいけないような雰囲気に自分自身が勝手に
感じてしまい、またまた自分で自分を苦しめるような出来事ばかり作っていました。
とにかく、子どもをラグビーボールのように脇にかかえ
子どもが口を開けたタイミングで「カプッ」と上から下へフック(私の乳首)に
服をかけるような感じで子どもの口をフックにはめ込むという状態で飲ませていました。
授乳クッションをお腹に巻いて、自分の姿勢もつらくならないようにと工夫するのですが、
初めての体験になかなか慣れることなく、尋常じゃない汗を流しながら
何度も何度もベストポジションを探る作業が続きました。
私もなかなか上手くいかずにキツイ思いをしていたのですが、
とにかく子どもが根気よくそれに付き合ってくれていたのが何よりの励みでした。
でも、吸いつく割にはお乳がでていなかったのか、
ある時、「もう、おっぱいいらない!!」とばかりに、
乳首をぺッと吐き出してそれ以降くわえる事なく、延々と泣かれてしまいました。
私は、初めての子どもの拒否(?)に大ショック・・・(ToT)
出産後2日目くらいから、いわゆる夜泣きが始まってしまいました・・・・。
全身の力を振り絞って延々と泣いている子を抱きながら、
「ごめんね、ごめんね・・・・」と謝ることしかできない私。
あんなに頑張って付き合ってくれてるのに、おっぱいちゃんと出てないのかな~~
本当にごめんね。となんだか、ママになったのに授乳もうまくできない自分がとても
悲しくなり、涙が止まりませんでした。
入院中、夜中に子どもが延々と泣いているのは私の部屋だけ
でも、夜泣きが始まったら何をしても泣いているのでどうしようも出来ず、
周りのママ達にすみません。。。という思いと、
わが子なのに泣きやませられない自分に駄目だな~という思いと、
わが子に対してごめんねという思い、いろんな思いがこみ上げて
一緒に子どもと泣いていました。
そんなこんなで、いきなり授乳という作業を通して、
私の中の固定していた「授乳とはこういうもの」みたいなのが
一瞬にして崩れ去りました(~_~;)
その後、授乳が上手くいくようになるまで私の場合は、5か月くらいかかりました。
(ラグビーボール抱きから普通の抱き方に変えられるようになったのもこの頃です)
その間も、なかなか上手くいっていない気がして、ミルクに切り替えたり、混合にしたりと
思考錯誤しましたが、最終的には母乳に落ち着きました。
しかも、4歳くらいまで(^^ゞ
今なら分かるのですが、当時は本当にいろんな思いこみにがんじがらめにされて
自分で自分を苦しめていたようですね(・_・;)
前にも書きましたが、子育ての仕方は親子の数だけあります。
ここでは私の場合として書いていますが、授乳にしても
母乳にするかミルクにするかもそれぞれの親子が選んだ方でいいと思います。
母乳には母乳の良さもあり、ミルクはミルクの良さもあり、
どちらにするかは、ママと赤ちゃんの様子で決めればいいと思います。
また、断乳、卒乳の選択もその子の様子を見ながらママが判断していけばいいと思います。
私は、子どもが卒乳していく姿を見てみたいなと思っていたので、
卒乳を選びました。
これがまた、卒乳を選ぶママにとってのあるあるなんですが(/_;)
とにかく、周りの大人たち(特に私達の親世代の方)に、
「まだ、おっぱい飲んでるの??」
「もう、おっぱいはやめなさい」
「いつまで飲ませてるの??」
強引な方だと、子どもに対しても
「もうやめなさい!!おかしいよ!!」
「大きいのにおっぱい飲んで恥ずかしい」
という声を受けながら過ごしていかなければならないという・・・・・。
でも、これもまた、自分と向き合うと
自分の中でもそういう思いが少なからずある中で、私は私の思う子育てを
してみたいなという思いを試されていたのかななんて、
今なら、そういう風に解釈もできます。
当時は、なんでそんなに人の子育てに口出してくるんだろう?<`ヘ´>
私の子育ては間違っているのかな??
私の思う子育てはしたらいけないの???なんて、非常に悩みました。
どんなに、悩んでいても、子どもとの授乳の時間は私が唯一リラックスできる
最高の時間だったこと(授乳が落ち着いてからの話しですが)。
あんなに大変な思いをして授乳に取り組んでいたけど、毎回ネガティブモードになっていたけど、
あの時間だけは、ママと子どもとの特別な時間だったんだなと
今となっては、感謝の気持ちでいっぱいです。
最初の方を詳しく書きすぎるせいで、後の方が無理やりまとめてる感は否めませんが・・・・(^^ゞ
入院中の授乳から、いきなり卒乳までいってしまいましたが、
授乳期と私でした。(^u^)
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